HOME > スタッフブログ > スタッフブログ > HP4 RACE 試乗

HP4 RACE 試乗

試乗インプレを Facebook かInstagram でと思っていたら、少し長めになったので、何年か振りの Blog でご報告。

Motorrad Hamamatsu 宮﨑でございまする<(_ _)>

 

10月6日に、モビリティリゾートもてぎ で開催された BMW Motorrad Circuit Experience で、HP4 RACE を全開で走らせる機会に恵まれました。

カタログデータで見れば、215PS と現行のスーパースポーツ達と変わりありませんが、実走での加速はワンランク違います。乾燥重量146㎏の軽さと相まっての鋭さです。

この HP4 RACE は、2017年に発売された既に新しくは無いバイクですが、公道走行を考慮しなくて良い設計から、サーキット走行に限っては、最新のスーパースポーツと比べても、エンジン・サスペンション・ブレーキどこを取っても劣る所は全く見当たりません。むしろ、全てにおいて大きく上回っていると感じます。

エンジンレスポンスは素晴らしく、小さいアクセル開度時のピックアップが良いので、リアタイヤにトラクションが掛けやすく旋回力が上げられます。
ただ出荷時ままだと、燃調の合わせこみが必要で、アクセルのパーシャルを使おうとすると、かなり激しくハンチングが出るので、パーシャルは全く使えませんでした。ここが安定すれば、よりスムーズに走れるので、この辺りのセッティングも行ってみたいモノです。(チャンスあるかな、、、?)

ブレーキの制動力・タッチの剛性感・コントロール性も申し分無く、これを超えるのは、経験上カーボンブレーキ位しか無いだろうって位の仕上がりです。もちろん現在のレースの世界では、ブレーキも大きく進化しているでしょう・・・。

サスペンションは、ダンピング感が強めで、ギャップの吸収性が良く接地感も大きいのですが、フル加速時には、リアが大きく動き出す傾向があるので、もう少しプリロード値を上げて変化を試してみるのも良いかと思いました。

高速域からのフルブレーキングでのリアタイヤが上手くアウト側に逃げてくれないのはカーボンフレームの高剛性から来るフィーリングなのか?等、ライディングやセッティングで試してみたい事がたくさん浮かんできます。

たくさん付いているボタンやメーター内のセッティング方法も解らず、走行前日に高取工場長に入手してもらった取説読んで、何とか走らせる事が出来ました。

 

M1000RRS1000RR 等の最新スーパースポーツをはじめとした BMW Motorrad の一般市販車にしか乗っていなかった昨今ですので、 HP4 RACE は、全ての動きがダイレクトで、まさにレーシングマシンテイストで、コントロールするのが楽しくて楽しくて🎵🎵

このマシンを操る面白さは、顔も忘れかけていた恋人を思い出すようで最高に楽しい時間でした💘

 

HP4 RACE は、Motorrad Hamamatsu ショールームに展示中です。

TOP