BMWのこういうところが好きよ♡ 32歳男性より
キモい題名から入ってしまい、申し訳ありません。話の後半になれば題名の意味も
わかりますので、今しばらくお付き合いのほどよろしくお願いします。
さて、上の画像の部品は何か解りますでしょうか。
最近の車両をご購入いただきましたお客様にはわかるかと思います。
ヒント画像を一枚。
そうです!
先ほどの変な形の部品は、DOHCボクサーエンジンのオイル注入口開閉用の特殊工具なのです。
↑
これを
↑
ここに
こうしてはめて、オイル注入口を開閉するための特殊工具です。
先日、空水冷式のNew R1200GSをご納車させていただきましたお客様から
電話がかかってきました。
お客様 『 谷さん、オイル入れるところの特殊工具が入ってないよ。』
谷 『 またまたぁ。入ってますってぇ。』
お客様 『 本当に入ってないってば!』
谷 『 ・・・調べてみます。』
あれぇ、BMW側が特殊工具入れ忘れたのかなぁ。
浜松店試乗車の、空水冷R1200GSのリアシートの裏側を見てもこの通りです。
あの手に持つ三角形みたいな特殊工具が入っていません。
オイル注入口はオーナーさんは開けるな、ってことかぁ?
これは + - と、トルクスのドライバーだし・・・
う~~~~ん・・・
ん!?
あーーーーーーーー!!!!
ジャストフィット!!!
そうです!
DOHC空冷ボクサーから、空水冷ボクサーへの進歩に合わせて、特殊工具も進歩したのです。
ドライバーの柄の部分を、特殊工具の形状に変えて、部品点数の軽減を図ったのです!
確かに前のタイプの特殊工具は、その小ささから2~3人のお客様が紛失して
パーツとして再発注したこともある無くし易い部品だったのです。
それを体積?の大きい、大きくて無くしにくいドライバーの柄の部分と一緒にするという
BMWのドイツ人らしい合理化主義がここにありました!
たったそれだけ?というかもしれませんが、これは結構目からうろこといいますか、
コロンブスの卵的発想だと思います。
さらにはーーーー!!
抜いたドライバーの棒部分を、柄の横に穴の開いた部分に差し込むと
力を入れ易くなって回し易くなるーーーーー!!!
BMWのこういうところが好きよ♡ 32歳男性より。
浜松店 谷